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お客様からの被害例

東京
マンションの改修工事を考えており、鳩被害対策も同時に行いたい
長野
保育園の園舎に1年前から鳩が居着いているので対策を考えてほしい
佐賀
ソーラーパネルと屋根の隙間の鳩対策に困っています。駆除して鳩が来なくしてもらえますか
山口
社屋の鳩被害。周囲は卸団地。有効なら組合として取り組む提案もしたい
大阪
工場・倉庫の対策。100羽くらいいそうです
神奈川
高架下の鳩対策をについての方法を提案してほしい
鹿児島
事務所兼倉庫の屋根と庇に鳩が居着いている長年悩まされている
東京
知り合いにとても効果があるといわれて資料をもらった。見積りをしてほしい
奈良
バルコニーにあるシャッターとエアコン室外機上の鳩対策をお願いします
愛知
2階建てアパートの太陽光に鳩が巣を作り糞をする
福岡
鳩20羽程が3000㎡の工場に出入りしている
富山
鉄くず置き場に鳩が4羽居ついている
福岡
発電所の屋外エレベーターの鳩対策をしたい
鹿児島
立体駐車場の天井に10羽程の鳩が出入りして困ります
京都
ペントハウスの屋上の小屋に鳩が7羽ほど出入りしていて駆除したい
広島
1000㎡程の工場に10羽くらいの鳩が住み着いている
…このようにお客様からのお問い合わせで一番多いのは鳩の被害で、全体の約8割を占めています。工場のH鋼や天井の鉄骨部分等に鳩が居座って糞を落としたり、小さな隙間に巣を作ってしまうことが多く2羽~3羽というケースから、100羽程が居座り、糞害等に悩まされることもあります。またマンションのベランダの鳩被害もよく聞きます。
5羽前後がベランダの手摺りや室外機に居座り、床に糞を落とします。
一軒家では太陽光パネルと屋根の隙間に鳩が巣を作るケースが多く、普段見えにくい場所だけに注意が必要です。シャッターボックスへの糞害も多いです。

ハトの生態

種類

世界では約300種類のハトがいますが、日本では主に6種類(キジバト・アオバト・シラコバト・カラスバト・ベコバト・キンバト)の野生のハトが繁殖しています。
日本でよく見られるのはドバト(カワラバト)・キジバトです。
ドバト(カワラバト)は最も見かける頻度が高く、その昔ペットとして飼われていたため、鳩の中で唯一野生のハトとして分類されていません。

食物は雑食性で、大豆・米・トウモロコシ・種子・ミミズ・カタツムリ・バッタなどを好んで食べます(農作被害は播種期に大きく、カラス・スズメ・カモも同様です)。
通常、数羽~数十羽の群を作りますが、多いときは100羽以上の群を作ることもあります。
性格は闘争的で、大きな群になると、天敵のカラスにも向かっていく事があります。
帰巣する能力は500km~1,000kmあるといわれていますが、通常の行動範囲は20kmくらいです。

ハトの好む条件は、外敵が少なく、エサ・水(緑)があり、巣を作る建物が近くにある事です。天敵はトビ等の猛禽類、カラス、イタチ、ネコなどです。
マンション等の高層の建物では、ほとんどが3階から10階くらいに巣作りをします。
低い場所はイタチやネコにいたずらされ、10階以上だとトビやカラスに狙われるからです。
最近、都市部では黒いハトも見かけるようになりましたが、これはカラスからの身を守るために進化したものではないかとも言われています。

ハトの繁殖

ハトは典型的な一夫一婦の鳥です。一生同じ相手と結ばれます。
繁殖期は北日本では4月~10月頃ですが、都市部(工場などの施設の中)や関東より西では1年中繁殖します(年5~6回)。産卵は夕方行われ、1回の産卵で2個の卵を産み18日間抱卵します。ヒナは生まれて40~50日で巣立ちをし、生後6ヶ月で成長し繁殖期に入ります。
この繁殖率の高さが、鳩の増加の一因です。ハトは必ず生まれた場所に戻って巣作りを始めます。寿命は10年~20年と言われていて、比較的長生きの鳥です。

日本で繁殖しているハトの種類






鳥類
ハト目
ハト科
アオバト属
アオバト
キジバト属
シラコバト
カラスバト属
カラスバト
ベコバト属
ベコバト
キンバト属
キンバト
キジバト属
キジバト
カワラバト属
ドバト(カワラバト)

ドバトとキジバト



ドバト(カワラバト)
キジバト
形態
全長
30~35cm
33cm
重さ
約360g
約220g
外見
首が短く胸が盛り上がっている
側頸に紺色と青灰色の縞模様と、羽根のウロコ模様が特徴
鳴き声
基本
「クックー」「ゴロッポ」「ウーウー」と鳴く
「デデーポッポー、デデーポッポー」と鳴く
分布域
ほぼ日本全土に繁殖している
ほぼ日本全土に繁殖している
生息域
公園など人間の生活圏内に生息する
畑地や周辺の集落、雑木林に多い
繁殖
卵数
2個
2個
抱卵時期
16~20日
15~16日
育雛期間
30日~40日
約15日
繁殖回数
年間5~6回
年間5~6回
食べ物
特徴
木の実・植物の芽などを食べる草食性である
果実や種子の他、昆虫類や貝類も食べる雑食性である

ドバトの生態

ドバトはカワラバトとも呼ばれ、日本で一番よく見かける鳩として有名です。
本来、北アフリカ、ヨーロッパなどの乾燥地帯に生息する鳥でしたが、人に馴れやすいため紀元前三千年頃から、伝書鳩や食用として家畜されていました。
現在のドバトは飼鳥が野生化したもので、野生の鳥として分類されていません。
ドバトは伝書鳩に知られるように強い帰巣性・執着性をもっており、1000㎞以上離れた地点から巣に戻ることができると言われています。

キジバトの生態

畑地や低地林に生息しますが、都市部の公園などでも普通に見られる留鳥です。
雄の鳴き声は「デデーポッポー」とかなり独特的です。
かつては山岳地帯に生息し、めったに見ることはありませんでしたが、都市部での銃猟が制限されてからは人を恐れなくなり都市部へ進出し始めました。
ドバトより警戒心が強いです。

ハトの被害

鳥の糞は体の割には多いと感じられます。糞は尿と一緒に排出する強い酸性です。
それは、空を飛ぶ為にできるだけ体を軽くしておく必要があり、食べたものは早く排出する機能になっているからです。この糞害は、金属の錆や腐食の原因となり、アメリカでは橋の崩落事故の原因と報告された事があります。
また、時間が経つと白化し汚れが落ちにくく、建屋の外観イメージをダウンさせますので、早目に処置したほうがよいでしょう。
※参考文献
日本大百科全書
ONLINE野鳥図鑑
Wikipedia
身近な鳥の図鑑(平野伸明著)
日本の野鳥590(真木広造 大西敏一著)
文章素材集
サギ類の集団繁殖地と集団ねぐらの現状と動(www.biodic.jp>reports)
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