本文へ移動

サギ

お客様からの被害例

新潟
赤松の木に50ヶ所ほどの巣があり困っています
宮崎
神社の大木にシラサギが来ます
長崎
あおさぎが魚を食べて困っています
…サギの被害に関する問い合わせは他の鳥と比べると少ないですが、ここ数十年、生息域が拡大しているため人との関わり合いも増え、トラブルも増加しています。

サギの生態

水辺に住む、すらりとした大型の鳥で、長い首と尖った嘴で魚や水生動物を捕まえてエサにします。サギ類は世界で約60種生息し、日本には約18種が生息しています。
夏の田んぼなどでよく見かける身近なサギ類は、アオサギ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギなどです。サギ類のくちばしや羽の色は季節によって変化します。
サギ類は繁殖期以外の時期でも集団でねぐらを形成します。

サギの繁殖

繁殖期は4月~8月です。集団繁殖地(コロニー)を作って繁殖を行います。
木枝や草を用いて皿型の巣を作り産卵します。1本の木に数十もの巣を作ることもあります。
産卵時期は4月~7月。抱卵期間は3~4週間で、その後巣立つまで1か月から2か月を要します。

サギの被害

都市化が進み、営巣に適した場所が少なくなったため、住宅付近にコロニーが形成されることがあります。人家と接した林でサギ類が繁殖すると、鳴き声や雛の糞、悪臭や騒音に悩まされます。また飛びながら糞をするので、コロニー付近の人家は洗濯物や車に糞の落下被害があります。ある動物園では、オリの上に営巣したゴイサギが、飼育しているペンギンのエサ(死んだ魚)を食べてしまうという被害もありました。こうした被害を防ぐには、対策と同時に適した場所を提供し、安心してコロニーが作れるようにすることが大切です。
参考文献
日本大百科全書
ONLINE野鳥図鑑
Wikipedia
身近な鳥の図鑑(平野伸明著)
日本の野鳥590(真木広造 大西敏一著)
文章素材集
サギ類の集団繁殖地と集団ねぐらの現状と動(www.biodic.jp>reports)
TOPへ戻る